家づくりコラム
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冷蔵庫とキッチンの距離を意識してみましょう
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このページの目次
家事の中でも多くの時間を過ごすキッチンだからこそ使いやすく設計しましょう
- 子供が学校から帰ってきて、キッチンで夕飯の準備をするママと今日1日学校であった事について話をする
- ママがキッチンで食事の準備をしている時にリビングやタタミコーナーで遊ぶ子供の姿をみれる
- 食事の後片付けの時もテレビや家族の様子を見ながら家事ができるので、「何で自分だけが・・・」っていう孤独感を感じない
これらの生活シーンを実現するのが対面キッチン。シティハウスでご建築お客様の多くがこのスタイルをご採用されます。
対面キッチンや壁付けスタイルに比べるとより広い面積が必要になるので、コストアップに繋がる事は間違いないのですが、そのようなデメリットを差し引いてもメリットの方が大きいのも事実。そこで今日はこの形式を採用する場合には注意して欲しい事をお伝えします。
キッチンと家具との距離を意識しましょう
キッチンに限らず、ソファ周辺(ソファ⇔壁、ソファ⇔窓等)にどれくらいの歩けるスペースが確保出来るのか?といった事も大事ですが、家事の中でも多くの時間を過ごすキッチンだからこそ、ストレスなく設計して欲しいと思います。
- キッチンの高さ
- キッチン周辺の腰壁(腰高の壁)
- キッチン⇔食器棚の距離
- 冷蔵庫の位置
これらがキッチンを検討する際に必要な項目です。
キッチンは主に使う方の身長に応じて高さを選定すべきですし、腰壁の上に設置されるカウンターの幅を広くとりすぎるとモノが置けるという便利な面もあればモノで溢れてしまい収拾がつかなくなってしまうというデメリットもあります。
キッチンと食器棚の距離、冷蔵庫の位置については詳しくお伝えします。
基本的にこの距離は80cm程度(生活スタイルや体型、冷蔵庫の位置によって変わると思いますが)欲しいです。広すぎると家事効率は悪くなるので、広くとっても1m程度だと思います。
キッチンと食器棚以外にも実は冷蔵庫もこの距離に影響してきます。
下の間取りのように冷蔵庫とキッチンの距離を80cmにすると食器棚とキッチンの距離が1m程度になってしまい、スペースがもったいなく感じます。
これを回避するには冷蔵庫と食器棚のラインを一緒にする事ですが、方法としては、冷蔵庫の後ろの壁を凹ませて、冷蔵庫を奥まで押し込むと良いです。建築コストをおさえたり、生活をしやすくする為にもこのような一工夫は嬉しいですよね。
青線のところの壁を凹めて冷蔵庫を押し込むといった感じです
最後に
キッチンは女性の城と一昔まえは言われましたが、共働き家庭が増えてきて、いまでは男性も積極的に家事に協力するようになってきています。ご夫婦でしっかり検討して、後悔の少ない家づくりを行ってくださいね。