家づくりコラム

  • 住宅施策
  • 暮らしの知識

電気代の高騰についての対策はどうすればいいのでしょうか?

明星光紀

電気料金は上がり続ける可能性が高いです

昨年、北陸電力さんが電気料金の値上げを発表しました。

その上り幅は衝撃的な数字で全国ニュースにもなったとかならなかったとかですが、私達住宅供給業者としても、看過できない問題だなと痛感した次第です。

ご存知の方も多いと思いますが、直接的な電力使用料以外にも【再生可能エネルギー発電促進賦課金】といって、太陽光発電や風力発電などの再エネの買取に必要な費用をまかなうための賦課金の負担も大きくなり、家計への負担は増しています。さらにこれから電気料金は高くなる事はあっても安くなることはあり得ないと言われています。

そんな中、これからどのような家づくりやリフォームをして対策をしていけば良いのでしょうか?

今日はそんな事についてご紹介します。

省エネと創エネの2つであると思います

あくまで個人的な考えですが、家づくりをする上での対策は【省エネ】と【創エネ】だと考えます。

新築住宅の場合は国が定めている基準であるゼロ・エネルギー住宅(以下:ZEH)を一つの省エネ基準にしてみるのも良いと思います。もちろん、ZEHにすれば安心という訳ではありません。さらに上の性能を目指しても良いですし、目指せば目指すほど間違いなく光熱費は削減していきますので、ご予算が許す範囲で省エネを追求してみるのが理想です。

先にも書いたように省エネを追求すると断熱性能がよくなって電気料金が減ったり、水等を使う量が減る設備機器を採用するので光熱費は安くなる事から、電気料金対策として有効である事はご承知いただけると思います。

続いて創エネ。

創エネは言わずとしれた太陽光発電システムです。先にあげたZEHは太陽光を採用する事がほぼマストな条件になてきていたり、東京都においては義務化も検討されている等、ここ数年さらに注目度が高まってきています。

価格も以前に比べると安くなってきていることもあり、エネルギー使用量とエネルギー創出量のバランスを考えると約4kwくらいの太陽光パネル(屋根形状にもよりますが、130〜150万程度(パワコン等含む))を採用するとZEHレベルの住宅(※)になるのではないかという認識があります。

※電気使用量−電気創出量=0(計算上)

このことからも太陽光に対しての注目度が高まる理由はご承知いただけますよね。

分かってはいるけど、金額がネックで太陽光の採用を悩んでいる方へ

新築であればこれらのことを考慮して採用するか否かを決めれますが、後から太陽光を載せようとするとどうしてもこのようなことが気になると思います。

そこで、一定の制約はありますが、このような商品が北陸電力さんから発売されていますので、検討してみるのも良いと思います。(弊社も取り扱い店になっています)

最後に

リフォームで省エネを検討される場合は窓廻りの改修(内窓)の設置が効果的です。新しい補助金制度ができて、今ならかなりお得に設置することも出来ますので、この機会にぜひ検討してみてくださいね。(弊社のお客様に限り、補助金の申請手伝いもしますので、書類作成等もご安心ください。)