家づくりコラム
- 構造
暑い日々を涼しく暮らせるように断熱についてしっかり検討しましょう
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入居後に感じる不都合の一つに室内温熱環境があります
国土交通省のHPを調べると、【住宅に対する国民の意識】という調査結果が掲載されています。
調査は5年前のものですので、ちょっと古いかもしれませんが、今調査を行ってもほぼ同じ様な結果になるのではないか推測します。
調査結果を見る事はこれから家づくりをする方にとって、「家づくりに際して注意すべき事項」が把握できるので、とても参考になります。上から順を追って行くとこのような内容になっています。
- 高齢者への配慮(バリアフリー、ユニバーサルデザイン等)
- 地震時の安全性(耐震・制振・免震等)
- 省エネルギー性(設備、断熱性能、気密性等)
- 防犯性
- 収納
- 災害に対する備え
- 騒音や間取り等の住環境
全てを解決するのが理想かもしれませんが、ご予算的にもなかなか難しいのが現状かと思います。したがって、これらの中で私達は特に【3.省エネルギー性】について意識しています。なぜなら住環境=室内温熱環境に直結するからです。
3.にこだわるとこのような良い事があります。
- 光熱費(電気代・水道代)が安くなる
- 快適な室内環境で生活出来る
- 風邪を引きにくくなるので、医療費が安くなる
光熱費が安くなったり、快適な室内になるのは容易に想像がつくかもしれませんが、実は医療費の削減にも役立つのです。この事については断熱については私達が断熱について学ばせてもらっている近畿大学の岩前教授のコラムをお読みくださればご理解いただけると思います。
では、こだわるとは実際どのような事を意識すれば良いのでしょうか?
- 熱が逃げやすい窓の性能にこだわる
- 壁・天井・床の断熱材や施工方法にこだわる
- 熱交換換気システムを採用する
等が挙げられます。
天井に優れた断熱性を持つネオマフォームが施工された七尾市T様邸(プレウォール工法)
そういっても初めて家を建築される方には慣れない単語ばかりで戸惑うと思います。そこで、住宅メーカーの担当者さんにこのような質問をしてください。
- 断熱性能は2020年基準ですか?
- 高効率・熱交換換気システムって採用出来ますか?
もちろん、これらは予算に直結するので、こうすべきと強制出来るものではありませんし、上にあげた基準以上の断熱性能を実現するのが理想ですが、ひとつの目安になると思います。
意識するとしないでは入居後の暮らしが変わってきますので、是非今一度ご確認くだする事をオススメします。