家づくりコラム
- 資金計画
住宅をローンを借りる適年齢はあるのか?
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住宅ローンを組む適年齢とはいつ頃なのでしょうか?
マイホームを建築・購入する場合に多くの方が利用する住宅ローン。長期に渡って支払い続ける事もあり、その責任の重さに押しつぶされそうになって、マイホーム取得をためらう方も多くいらっしゃいます。
- 住宅ローンっていつ(何歳)までに組めばよいのか?
- 実際に返済していけるのか?
そう思っている方の為に今日は筆を取りたいと思います。良かったら参考にしてくださいね。
基本的な考え方ですが、住宅ローンはできれば退職金の一部で完済出来て、退職金の残ったお金と年金で老後を豊かに過ごせる事ができるのが理想だと思います。
今まさにそうなっていますが、これからも少子高齢化は進んでいきます。60歳という一般的な定年の年齢は上がるかもしれませんが、60歳の定年から逆算で考えると30歳(期間30年の住宅ローン)で組む必要があります。
石川県の30〜34歳の平均年収は405万円(引用元:平均年収.jp)です。平均年収から換算して30年のローン(金利は0.4%で計算)を組んだ場合の借り入れ可能額は約2700万円となり、毎月の返済額8万円(ボーナス返済なし)の計算となります。(実際には平均年収に対して、毎月の返済額8万円は生活が厳しくなると思いますので、しっかりご検討される事をオススメします。)
- 私達のお客様も平均的に2500万円〜3000万円くらいのお借り入れをされる方が多いように感じる
- 夫婦共働きの場合は世帯年収が増えるし、毎月の返済可能金額も借り入れ可能金額も増える
これらの観点から、借りるタイミングは30歳というのが一つのラインかもしれません。もちろん、30歳までに住宅ローンを組むべきと言っている訳ではありません。年齢を重ねていくと、貯蓄も増えるし、年収も上がって行く事が見込めるので、30歳で30年のローンを組むところを20年〜25年で組めるかもしれないからです。
そういう意味では住宅ローンを組む適年齢というのはないと思います。今の住宅ローン金利はまさに底(特に民間金融機関の短期固定金利)だと思います。年齢に限らず、無理のない返済計画であれば若くてもローンを組めば良いと思いますが、一つご注意いただきたいのは、銀行が貸してくれる金額目一杯を借りないという事です。
銀行は年収に対しての返済比率(他の借り入れ(例)自動車ローン、と住宅ローンの合計返済額に対する年収の割合)からいくら貸せるかを計算して貸しますので、場合によっては世帯年収405万円でも3400万円くらいは借りれるかもしれません。(毎月の返済額10万円、返済比率30%)
当たり前ですが、入居してからは住宅ローン以外にも生活費がかかります。
- 電気代、水道代等の光熱費
- 固定資産税とうの税金
- 学費
- 習い事の月謝
- 生命保険料
- 自動車の維持費、税金
これらの事をしっかり考慮して毎月の返済額をしっかり検討する事が大事なのです。不明な点があったら、住宅メーカーの担当者や銀行の窓口で相談してみると良いと思います。
参考までに住宅ローンは借りてしまえば覚悟は決まりますので、皆さん余程のアクシデント(失業して働かない等)がない限りはしっかり返済出来ています。その点の心配も杞憂に終わると思いますので、ご安心くださいね。