家づくりコラム
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【建材建具】と【木製建具】の違いについて
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建具(ドアや引き戸等)には建材と木製があります
建具には建材と木製があります。
- 建材・・・建材メーカー(LIXIL、パナソニック、大建等)の工場で大量に製造される建具。
- 木製・・・建具職人さんが工場で作成するオーダーメイド建具。
という位置づけです。私達がお客様によく提案しているのは建材建具です。
- 工期が早い(大工さんの手間が少ない=語弊があるかもしれませんが、大工さんの腕に左右されずに一定の精度の戸がつく(開け閉め等))
- デザイン的な見栄えが良い
- 値段がリーズナブル
- メンテナンスが簡単
という理由からです。しかし、【建築家】【設計士】といわれる方や木の家づくりにこだわる方には依然として木製建具も人気があります。やはりお値段は高くついても、質感や見栄えの良さに優れているからです。
LIXILの建材ドア一覧(一部を抜粋)
職人が作る木製建具
(建具の遠藤さん(七尾市田鶴浜)のHPより引用)
参考までに建材と木製でどれくらいの差額が発生するのでしょうか?
採用する建具の数によって変わるのは当然ですが、数十万円は変わってきます。理由としては下記の事があげられます。
- 木製にはドアや戸を設置する為に枠材(無垢の木)の加工が必要。
- 枠材も質の良い木材を使わないと後々のメンテナンスにかかわってくるので割高
- ドア本体のみならず、枠材にも塗装を施すので、塗装手間が必要
昨日の弊社社長ブログで社長が言ってた理想の家には木製建具が合うのですが、こればかりは建築主さんの意向もあるので、強制的に採用を促す訳にもいきません。
しかしながら、自分達がどのような空間が好きなのかによって、建具を使い分けるという方法もアリだと思いますので、家づくりをされる際は建材と木製の違いを認識して、使い分けてみてはいかがでしょうか。