家づくりコラム
- 家づくり全般
家具の大きさを事前に検討しておきましょう
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家具まわりの空き寸法を確認するのはとても大事です
新居で使う家具をどの段階で考えますか?
- 現在のお住まいで使用している家具を新居でも使う
- 折角なので新しい家具を購入する
- 住んでいるアパートでは使えなかった実家に置いてある家具を使う
実物がすでにある場合は打ち合わせの際に間取りに落とし込んで動線等の確認をする事が出来ますが、これから購入する場合には正直間取り検討の時から【どのような動線になるのか】を確認する事は出来ません。
何故なら、仕上がった空間のイメージにマッチした色の家具を採用したいと思うからです。しかしながら、家具の色までは決めないまでも家族構成やどういった生活を送りたいのかを踏まえて、これらの事は想定できます。
- どのような家具を置くのか(食事は大きな座卓かダイニングテーブルか等)
- 家具の大体の大きさ
今日は大事な家具の一つであるダイニングテーブルの大きさや家族が通る際の必要寸法についてご紹介します。
間取りの中心となる部屋はLDKです。家族皆で一番多く過ごす空間だから当然ですよね。重要な空間だからこそ、生活に支障が生じないように家具の配置をしっかり考えたいところです。不具合事例で言えばこのような例があげれらます。
- ダイニングテーブルに家族が座ると人が通れるスペースがとれない
- ソファから窓までの距離が近くて暑い(寒い)
- テレビボードを設置したら窓にかかってしまった
このように、事前にしっかりと家具の大きさを検討する事は大事なのがご理解いただけるはずです。
話はダイニングテーブルに戻ります。ダイニングテーブルの大きさの目安は、食事する際に必要な最低寸法を基準に考えておけばいいと思います。
1人あたりに必要な寸法は幅60cm、奥行40cmとなっています。この寸法を基準に考えると4人家族に必要なテーブルの大きさは幅120cm、奥行80cmとなります。しかし、これはあくまでも目安ですので、あまり当てにはして欲しくありません。もうちょっとゆったりとテーブルの上にお皿を並べられるように幅160cm、奥行90cmは確保しておきたいところです。
さらにこのテーブルの周りは家族が歩きますので、歩行用のスペースを確保しないといけません。
椅子を利用しながら、家族が問題なく後ろを通れるのは1m必要です(あまり通らない場合は75cm程度でも問題ありません)。間取り取りを見ていて、問題なくダイニングテーブルが配置してあってもテーブル~壁までの距離が近いかもしれませんので、この点についてもご注意下さい。
入居してからの「しまった」を無くす為に、このような事もしっかり事前にご検討下さいね。