家づくりコラム
- 資金計画
知っておきたい【次世代住宅ポイント】の話
- 投稿日
- 更新日
今回の消費税増税の駆け込みは皆無でした
これまで何回か消費税増税がありましたが、その都度増税を気にして計画を早められたお客様が少なからずいらっしゃいました。大きな買い物ですので、5%→8%と3%も変われば仕方ない事だと思います。
ところが、今回は上げ幅が2%と前回よりも少ないにしてもほとんど計画を早められたお客様はいらっしゃいませんでした。
理由は明らかでTV等の報道でもあるようにこれらの事が周知されているからです。
- すまい給付金がより手厚くなる
- 住宅ローン控除の期間延長
この2つだけでも逆に増税になってからの方がより多くの補助金や還付金を受けれる方も多いのです。
参考までにすまい給付金や住宅ローン控除はこのように変わります。
毎年5月か6月頃になると勤務先から横長緑文字の市町村税決定通知書を渡されると思います。通知書の真ん中あたりに【税額】と表記された欄があり、その中段あたりに県民税所得割額⑥という項目があるので、そこに表記されている数字を見れば自分達はいくらもらえるのかが分かります。
仮に2000万円(税抜)の建物を建てて、3000万円の借入をした場合、
- 2000万円×2%=40万円÷3=約13万円
- 約3000万円×1%=30万円
上の2つのどちらか少ない方が3年間延長して控除を受けれるという事になります。
ここまでは特になにもしなくても権利を行使できる制度なのですが、もう一つオトクな制度が創設されるので、この制度の利用を是非忘れずにして欲しいと思います。
このコラムでも何回か書いていますが、日本は断熱後進国であり、次世代住宅と名付けておりますが、ポイントを発行してもらえるハードルはとても低いです。従って、断熱性能を計算できる住宅メーカーでしたら何の問題もなくポイント発行を申請出来ますし、利用するに越した事はありません。
しかし、これまでこの手の制度が設立された時は各社ポイントの奪い合いで短期間での予算が無くなってしまう事がありました。
その為、申請した人全員もらえるかどうか分かりませんが、現在家づくりをご検討中の方は是非この利用も含めてタイムテーブルを考えてみるのも良いと思います。
この制度を利用するのはこれらの条件をクリアしないといけません。
- 建設請負契約が19年4月以降
- 工事着工は19年10月以降
すでに契約済なのに制度を利用するがためにわざと工事を半年延長するのもどうかと思いますが、現在間取りのご検討されており、ちょうどその時期に着工するくらいの方には是非オススメです。(申請費用は別途必要となります。)
先にも書きましたが、慌てている人は少ないものの折角ならよりオトクに家づくりをしてみるのも良いと思います。これを知らずに9月中旬に着工してしまっては目も当てられませんもんね。一生に一回の家づくり、少しでも後悔のないように行って下さいね。