家づくりコラム
- 資金計画
住宅ローン返済中でもリフォームをしたい方へ
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住宅ローンにリフォーム代金を上乗せする方法があります
年配の方からはこのような意見を聞く事があります。
- 最近の住宅はプラモモデルのようや
- 30年くらいもてば良いような作り方をしている
確かに最近では大工さん始め、職人さんの手を極力かけないような建材が発売されているし、以前に比べると工期も短い事からそのように言われてしまうのも仕方ないのかもしれません。
しかし、実務に携わっている私達はこのように考えています。
- 人が少なくなってきている現代においてプレカット技術や建材加工の精度の向上は職人さんの腕によって仕上がりの良し悪しが変わる事が少ないので非常に助かる(決して職人さんの腕がないと言っている訳ではありません)
- (メンテナンスに関しては)しっかりお掃除や換気もしていれば今の住宅の耐用年数が短いという事は決してない
そうは言うものの住宅設備関係や内外装等の仕上材の耐用年数には限りあるし、築年数が経過するにしたがってこれらは傷んできます。そんな時にリフォームの事が頭をよぎりつつも現在利用している住宅ローンに金利の高いリフォームローンを加算して支払うのは厳しいと諦める方も多いはずです。
そこで今日は借り入れを伴うリフォームをしたい方への情報提供です。
借り入れを伴うリフォームをする場合、2つの方法があります。
- リフォームローンを利用する
- 現在利用している住宅ローンとまとめて借り直す
リフォームローンは住宅ローンに比べて金利が高い上に返済期間が短めに設定されていますので、必然的に毎月の返済金額が大きくなります。それに対して後者は低い金利で元金を長期間に均す事によって毎月の返済を抑える事ができます。(新しく借り入れをする場合、現行住宅ローンの残りの年数より返済期間を延ばす事は出来ませんのでご注意ください)
しかしながら後者は借り入れに必要な諸経費(現行住宅ローンの返済と新しく借りる住宅ローンに係る手数料や登記費用等)でまとまった金額が必要になります。
借り入れする金額にもよるのですが、かかるトータル費用は前者と後者のどちらがお得かというと驚くほど変わらない(後者の方が若干お得)と金融機関の担当者さんから聞いた事がありますが、毎月の返済を抑えれる事からもやはり後者の方が利用しやすいですよね。
リフォームをする事によって快適な暮らしを手に入れる事ができるし、マイホームに手を加える事によってより愛着が湧いてくるのは間違いありません。
リフォームを検討したいけど先立つ物が・・・と二の足を踏んでいる方はよかったら参考にしてくださいね。