家づくりコラム
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【引き戸or折戸】ウォークインクローゼットの出入り口に最適な建具はどっち?
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ウォークインクローゼットの入り口にはどの建具が最適なのでしょうか
家づくりをする上で収納を充実させる事はとても大事です。
- LDKには掃除機等を収納するリビングポケット(ファミリークローク)
- サンルームや洗面脱衣室にはサニタリー用品やタオル類をしまう収納
- 玄関横のシューズクローク
- 寝室のウィークインクローゼット
等々。今日はこれらの部屋の出入り口の建具は何が最適なのか?ということについてご紹介します。
収納の間口(まぐち)によって選ぶ建具は変わります
間口とは幅の事を指します。収納の建具に主に採用されるのは以下の3つ。
- 引き違い戸・・・幅180cm程度の和室の押入れ等
- 折戸・・・各種クローゼットや幅90cm程度といった間口の狭い収納
- 両開き戸・・・幅135cm〜150cmの和室の押入れや幅90cm程度といった間口の狭い収納
例えば和室の押入は片側だけ開けられればお布団等を出し入れ出来るので引き違い戸を採用すのがオーソドックスなのですが、幅が狭い(135cm程度)にも関わらず引き違い戸を採用してしまうと開口幅が狭くお布団の出し入れが出来なくなってしまうので両開き戸を採用するという選択になります。
その他にもクローゼットに折戸を採用した際、折戸と窓の距離が近いとカーテンレールと折戸が当たってしまい折戸が開ききらないという事もあるので気をつけてくださいね。
ではリビングポケット(ファミリークローク)やウォークインクロゼットの建具は何を選べば良いのでしょうか?
先の項目であげた収納の建具は部屋の中に入って物を出し入れするというよりは部屋に面した収納から物を出し入れする為の建具です。
したがって、リビングポケットやウォークインクローゼットを部屋としてみた場合は引き戸かドア、または建具を設けないという選択肢が良いと考えます。理由の一つとして、折戸や両開き戸は片側からしか開け閉めできない(取っ手がついていない)事も挙げられます。
引き戸の場合は部屋側or収納側どちらに戸を引くのか?という問題(収納側に引くと棚が設置出来ないのでは?)もありますが、お洋服をかけるハンガースペースにする等の工夫次第で収納側に引く事も可能です。
最後に
今日のコラムではこうあるべきと書きましたが、その他にもブラインドやロールスクーリンで仕切るという手段もありますし、今日ご紹介した方法が全てであるとはいうつもりもありません。
色々な事例を写真でみたり、情報を収集しながら自分達にとってのベターを選択してくださいね。