家づくりコラム
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プロが教える壁紙の選び方
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壁と天井のクロスって変えるべき?
家づくりをしていると何回か空間がガラっと変化する時があります。
- LDKにキッチンが据えられた時
- 壁紙(クロス)を張り終えた時
- 床養生ボードが撤去され、住宅クリーニングを終えた時
その都度感動するのは言うまでもありません。
今日は2回目の変化をもたらす【壁紙の選び方】についてを取引先であるシンコールさんの事例を交えてご紹介します。(写真の引用はシンコールさんから了承済みです)
壁紙を選定する作業はとても大変。見本帳だけだと小さなサンプルでしか判断できませんし、ショールーム(現在は休館中)で大きなサンプルをみたとしても実際どのような空間に仕上がるかのイメージはつきにくいからです。
お客様からはこのようなご質問を頂く事があります。
壁と天井の壁紙(クロス)は変えた方がいいですか?一緒でもいいですか?
壁に貼るクロスのデザインにもよりますが、落ち着いたクロスであれば天壁(てんかべ)同じでも問題ありませんし、部屋の中を明るくしたいとか落ち着かせたいといったご要望に応じて変えるのもありだと考えます。
ではどのように変えるとどんな空間になるのでしょうか?
壁の色がもたらす空間イメージの変化
まずはどのような壁紙を選ぶとどんな空間になるのかをご紹介します。(以下施工写真に文字入れしてあるBB〇〇〇〇という記号はシンコールさんのBESTという商品の品番を指しており、画像はシンコールさんのInstagramアカウントから引用しています。)
◎淡い色の壁紙は空間を優しく軽やかな印象に仕上げてくれます。LDKやLDKに隣接した和室といったゆっくり寛げるような空間にしたい場合にはオススメです。
◎濃い色はシックで重厚感がある印象に。落ち着いた空間にしたい寝室や書斎、趣味室等で採用すると良いかもしれません。
◎壁一面にアクセントクロスを貼る場合、アクセントに濃い色を採用する事によって空間に奥行が生まれます。ダイニングやリビング等で奥行きを感じさせたい場合にアクセントクロスを採用してみると良いと思います。
天井と壁の組み合わせ方法
◎同じ色で統一すると広い面積で統一されるため、スッキリとした空間に感じられます。LDKに吹き抜けを採用して、同じ色を使うと清潔感と空間の広がりを感じられます。
◎床→壁→天井の順に暗い色から明るい色にするとまとまりのある空間になります。高級感のあるホテルの客室をイメージした空間に仕上げたい時には良いかもしれません。
◎天井を濃くすると落ち着きのある空間になります。壁の時と一緒で気持ちを落ち着けたいお部屋に最適です。
最後に
いかがでしたか?このように色を同一にしたり違う色を採用する事によって空間に変化を与える事が出来ます。あなたのお家の間取りにあてはめて、色々と検討してみてくださいね。