家づくりコラム
- 住宅設備
光熱費も住宅ローンの一部と考えてみましょう
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機器代も気になりますが、光熱費を意識しましょう
- エアコン
- 床暖房
- 給湯器
- キッチン、お風呂、トイレ等の住宅設備機器
これらは私達の生活を豊かにしてくれる住宅設備機器です。そして、どのような機器(システム)を採用するかという事は家づくりにおいてとても大事な選択肢となります。
当然ですが、省エネ効果が高いものほど機器代は高い傾向にあります。
そこで今日は七尾市・中能登町でマイホームを建築する際はどの程度のものを採用するとよいのかという事についてご紹介します。
ご予算が許せば省エネ効果の高い機器を採用しましょう
先に書いた住宅設備機器について、私達が通常おすすめするのはこれらの機器です。
- エアコン:LDKは上級グレード
- 床暖房:ヒートポンプ式床暖房
- 給湯器:エコキュート
- 住宅設備機器:節水タイプ
建築にはご予算がつきものですので、「この機器を採用すべき」という事は言えませんが、私達のお客様の多くが上記のような機器をご採用頂いてますので、出来れば上記を参考に機器を選定してくださればと思います。
上記機器の中で、エコキュートはいわずもがなというくらい当たり前に採用されていますが、どうしてもエアコンや床暖房は省エネ効果よりも「それぞれの役割を果たせばよい」とご判断されて省エネ効果よりも機器代を優先される方もいらっしゃいます。
省エネ住宅を実現するためには機器の性能だけでなく、建築的にも工夫する必要があるので、機器だけに頼るというのも論点が違うと思いますが、建築的な工夫をする事を前提に話を進めさせていただきます。
LDKは上級グレードを採用すべし
エアコンについてはこちらのブログも参考にしてくださいね。
リンク先をお読みいただければわかるように、一定の制限はあるものの、上級グレードの機器を賢く選定すると機器代も光熱費も抑える事が可能となります。例えば、大きな容量の機器(例えば20畳用)を1台設置するのも良いですが、小さな容量の機器(例えば10畳用)を2台設置するという方法もありですので、その辺も柔軟に考えてみるとよいと思います。
床暖房は全面的にヒートポンプ推し
現在、床暖房ヒートポンプ式床暖房が当たり前にように採用されています。(※ヒートポンプ式床暖房とはエコキュートと同じ原理で安い深夜電力で床暖房内の不凍液(循環液)を温めて、日中は高い電気代を使う事なく快適な空間を実現する機器です。)
ヒートポンプ式が発売される前までは電気シート式の床暖房が主流でした。
電気シート式はヒートポンプ式よりも機器代が抑えられることもあり、未だに根強い人気もあるのですが、やはり長い目でみるとやはりヒートポンプ式に軍配があがります。
なぜなら光熱費も住宅ローンの一部として考えるべきだと思うからです。
30年スパンで物事をみてみましょう
住宅設備が30年間メンテナンスなしで維持できるかどうかは別として、例えばガス給湯器(ガス業者さんから無償貸与)を採用したとします。
毎月のガス使用料が1.5万円として30年使うと約540万円の光熱費となります。
これに対して、エコキュート(460Lフルオート機、器代50万円(税込)で仮定)を採用したとします。エコキュートの毎月の光熱費はかかっても2000円程度だと思いますので、30年間使う事を考えた場合にこのような計算になります。
光熱費 72万円+機器代 50万円 = 122万円
なんとガスと比べると約400万円もの差が生じます。そう考えると思うところがあると思います。これと同様にエアコンや床暖房についても同じ事が言えます。
最後に
エアコンや給湯器は後で交換できますが、床暖房は後から簡単に交換(リフォーム)出来るものではありません。家づくりにおいてすべての決定権はアナタにあります。
「住宅メーカーの担当者がしっかり説明してくれなかったから」とあとで後悔しれも誰も責任をとってくれません。その為、しっかり自分で情報を収集して自分で判断する必要があると考えます。
一生に一回の家づくり。すこしでも後悔を残さないようにして下さね。