家づくりコラム
- 間取り
コストを抑えて充実した収納を実現する方法
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最初から完璧な収納を目指すのは難しいものです
一生に一回の家づくり。人生で一番大きな買い物だからこそ。。。というのもありますが、家族で豊かな生活を送るためにも出来るだけ後悔は残したくないと思うはずです。
ここ数年来はスマホでの情報収集が当たり前になり、色々な事例を写真で見ては心が移り変わり、なにが自分達にとって良いのかが分からなくなってしまう方も多いと思います。これだけ情報が溢れれば当然です。
その中でも見当がつかないものの一つに収納があります。
- どのように収納内の棚板を付ければよいのか?
- 奥行がどれくらいが良いのだろうか?
といった問題です。
そこで今日はこれまでとは変わった見方で収納の事についてご紹介します。
大きな空間における収納棚はどのように作ればよいのでしょうか?
- シューズクローク
- ウォークインクローゼット
- パントリー
- ファミリークローク
大きな空間を確保して、自分達の使いやすいように棚板やハンガーパイプを設置する収納はとても便利です。
その際に気になるのが広い空間にどのように棚板を作ればよいのかという事。無駄なスペースをつくることなく効率的に棚板を配置したいですもんね。
ではいかに効率的な棚板をつくるのかを考えると、各建材メーカーさんが提案している収納プランを参考に検討するのが最も効果的だと思います。理由は収納のスペシャリストがしっかり検討とした結果商品化しているからです。
それらを採用するのもアリだと思いますが、正直どうしてもコストが嵩んでしまいます。
では、どのようにコストを抑えつつも充実した収納をつくれるのでしょうか?自分なりに考えてみました。
既製品を上手に利用してみてはいかがでしょうか?
性格的なものもあるかもしれませんが、最初から100%を目指して棚形状を考える方もいらっしゃいます。私達もそのご要望にお応えできるように一生懸命考えてご提案しているのですが、その中でふとこんな事を思いました。
ホームセンターやネット通販で販売している棚(ラック)を上手に利用した方が良いのでは?
入居時はこの先しばらくの事を考えて棚形状を検討しますが、このような考えも良い思うのです
- 長い目でみると家族構成の変化に応じて変えられる収納の方が便利
- 既製品は正直コストパフォーマンスがとても良い
実際にコスト面をみていきます。
よくご採用頂く棚板(南海プライウッド アートランバー)は、奥行き30cm・幅90cmのもので1枚 4900円(税抜)します。大きな収納空間に棚板を設置した場合、棚板の枚数はかなりの数量になります。その結果、1軒の新築住宅で約20〜30万円くらいの棚板を採用するお宅が多いのが現状です。
それを必要最低限に減らして、既製品のカラーボックスや引き出し付きのクリアケース(プラケース収納)を上手に利用すれば予算を圧縮できるかもしれません。
その際には、収納商材を取り扱っているメーカーのカタログで棚形状等を参考にするとより効果的かもしれませんね。
最後に
収納は沢山あるに越した事はないですし、その利便性を追求した結果、気付けば棚板の枚数(金額)がかなり予算を圧迫するのは良くある事です。
こうして視点を変える事によって予算を縮小しながら便利な収納を実現できるかもしれないので、良かったら参考にして下さいね。