家づくりコラム

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住宅ローンの選び方とオススメの住宅ローン

明星光紀
投稿日

住宅ローンは自分達のライフプランにあったものを選びましょう

最近、お客様と同行して3社の住宅ローン（以下：ローン）について説明を聞いてきました。

私達中小工務店の営業社員はローンのご紹介も業務の一つとして行っています。お客様は一生に一回の買い物だし、「なにをどうしたら良いかわからない」であろうし、お客様のライフプランを考慮して「このお客様にはこの銀行の商品がよいのではないか？という商品をご紹介しているという訳です。

したがって、各社のローンの特徴やお金を借りるために必要な経費等を把握しておく事は大事だし、お客様がローンの内容を理解された上でお申し込みをしているのかも確認したいので、お客様に同行してローンの説明を聞くと共にお客様の表情を確認しています。

という訳で今日は私自身が学んだ事についてご紹介します。良かったらアナタのローン選びの参考にしてくださればと思います。（金利はR3.7.2現在のもので表記しています。）

3社の比較をしてみました

ろうきん

ろうきんさんの魅力は以下の2つです。

通常、家電や家具の購入費用はローンとして借りれないのですが、上限500万円まで借りれます。（更に自動車購入費、教育費、結婚費用という用途でも借りれます。）

当初3年の固定金利は0.6％と少し高めですが、取り扱い手数料が低く設定されており、4年目以降の金利も0.6％と3社の中で一番安いことから、長い目で見ればよいかもしれません。

基本的にローンには生命保険がついているのですが、＋0.2％の金利を上乗せすると3大疾病まで担保された保険に加入する事が出来ます。他社の保険では、疾病診断されただけでは支払い事由に該当しないのですが、ろうきんさんのは診断されただけ（一部該当しないものもあります）で支払い事由に該当するので、40歳以降でローンを組まれる方には魅力ある保険であると感じました。

デメリットはつなぎ融資の金利等が高い事です。土地を購入して、建築する場合、銀行から前借りをする必要があるのですが、前借すると必然的に金利が発生します。この金利が他社よりも高いので、その辺も考慮して検討すると良いと思います。

北陸銀行

北陸銀行の魅力は金利と保険です。

この2つは大きな魅力ですが、取り扱い手数料が他社よりも高いので、当初3年のみの支払い総額で比較すると他社と然程変わらなくなるようです。ただ、保険がついてくるので、その点では大きなメリットがあります。

保険は8大疾病と診断されただけでは支払い事由とならず、60日程度の入院を伴う病気である事が必要となります。（一部該当しないものもあります）ろうきんさんと比べると補償面では劣りますが、北國銀行さんよりは手厚いので、個人的には好印象です。

4年以降の金利はろうきんさんよりも高い0.65％。一気に0.3％上がるので、その辺も見込んで申し込み金額を検討すると良いと思います。

ちなみにろうきんさんでは高かった前借の金利負担がろうきんさんよりも安いので、その点でもメリットは生じます。

北國銀行

北國さんの魅力は金利と手数料の安さです。

金利は安いのですが、借入する人の年収や勤務先、その他の事情が考慮されて金利が変動する仕組みとなっています。ローン本部にて0.35％が適用されない案件と判断されてしまうと0.5％の金利になってしまう為、不確定な要素があるローンであることは間違いありません。

3年以降の金利は0.6％。0.5％の金利適用となった場合、金利の上昇率でみると然程ではないので、最初から1～2年0.5％、3年～0.6％で資金計画を練れば良いのではないかと思います。

気になる保険ですが、北國さんは0.1％の上乗せで8大疾病の保険を付けれますが、支払い事由に該当するのは1年間の入院条件があるので、正直使いにくいと感じました。ただし、他社と違って、ローンの返済途中でも保険を付ける事ができる（他社は出来ません）ので、そこにメリットはあるのかな。と思います。

最後に

弊社として近年人気があるのが北陸銀行さんのローンです。

個人的な感想としてはろうきんさんの保険上乗せタイプ以外はトータルの支払い費用で大きく変わる事はないのかな。と感じているので、そうであれば金利上乗せなしで保険がついてくる北陸銀行さんがよいのかな。と思います。

しかし、勤め先の取引きの関係等でそれぞれの事情も絡んでくると思いますので、その辺は自分達にとってメリットの大きいローンを選んで下さいね。