家づくりコラム

窓とベッドの関係性について

明星光紀
更新日

分かってはいたもののお客様からのご質問に反省しました

【日射を沢山取り込め、風通しの良いお部屋】

LDKはこの2点を意識しながら間取りを検討するので入居後も不都合を感じる事はありませんが、間取りの優先度がどちらかというと低い子供室や寝室といった個室ではたまにこの条件を満たせずに不都合を感じる事はあるかもしれません。

私達が間取りを検討する際、子供室や寝室は

等を考えながら方位や部屋配置を考えます。この際、日射を出来るだけ取り入れようと大きな窓を設置する事があるのですが、先日お客様から頂いたご質問で反省した事があったので、今日はその事についてご紹介したいと思います。

ベッドの頭付近に大きな窓は設置しない方が良い

お客様から頂いたご質問は「冬場、ベッドの頭付近の窓からの冷気を感じませんか?」というものでした。例え断熱性能に優れた窓であっても、間違いなく影響はあると思います。

これらの事で恥ずかしくもありましたが、素直に「影響はあります」とお伝えしました。その対策として、換気を出来るような横長の窓を天井付近に設置する事を提案しました。

寝室

天井付近に設置された横長の窓

 

2つ窓を設置する事によって日射の問題もクリア出来ますし、影響はゼロではありませんが、ベッドからこれくらい離れていればかなり減ると思います。お客様もこの提案でご了承頂けました。

その他、小さなお子様がいる場合はベッドの頭付近に大きな窓があると子供が身を乗り出して危ないとのご意見も頂いた事があります。(今回のお客様は1階の寝室でした。)尚、こういったご意見を頂いたというのは、建築する前から家具の配置をしっかり計画していたからです。

完成した部屋をみて家具の配置を考えるのではなく、計画の段階からどこに何を置くのか?はしっかりご検討される事をオススメします。以上、窓どベッドの関係性はとても大事ですので、今後の提案に気を付けようと思った出来事でした。