家づくりコラム
- 家づくり全般
収納の折戸を採用する際に注意したい事
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広い開口幅を確保出来る折戸は収納の扉として人気があります
収納にはこれらの種類があります。
- クローゼット
- ウォークインクローゼット
- シューズクローク
- ファミリークローク
- 納戸
- 押入
- 物入
- パントリー(食品庫)
それぞれの部屋の機能は既にご存知かと思いますが、ことクローゼットと収納に関していうと、扉として採用される確率が高いのが折戸(おれど)という建具です。
なぜ人気があるのかというと、建具の高さも高く(2.3m)、開口幅も広くとれるので、クローゼットの中を見渡せたり、収納には大きな物を入れやすくなるからです。
また折戸には鏡付きのものもあります。したがって、寝室や子供室のクローゼットに鏡付きのものを採用すると姿見としても利用出来るので更に利便性が増します。
とても便利な建具なのですが、窓際に折戸を設置する場合に注意して欲しい事があります。
折戸をしっかり開閉できるかを確認する
という事です。どういう事かというのを事例で紹介します。
このように子供室の窓際に設置されたクローゼットがあります。ここで注意して欲しいのはカーテンレールとエアコンが折戸の開閉に干渉しないか?という事です。
もし、窓がクローゼットにもう少し寄っていた場合、折戸がカーテンレールに当たってしまい、開閉に支障が生じます。(戸が完全に開きません)したがって、窓の位置を確認するのは大事です。
また、間取りを考える際には家具等の配置も検討するのが理想的なので、北枕等に注意しながら、ベッドや勉強机の配置も提案します。この部屋の家具配置を下図のように想定するとエアコンの位置はこの場所になります。(寝ている時にエアコンの風に当たりたくはないからです。)
ところが、この場所だと折戸の開閉に支障が生じてしまいます。この場合の解決方法としては、
- 家具の配置やエアコンの位置を再検討する
- クローゼットの位置を再検討する(上のクローゼットと入れ替える)
があげられます。いづれの方法にしても、工事が進んでいく途中での対応は難しくなりますので(不可能ではありません)、工事着工前にしっかり検討しておく事が必要です。入居後に「もっと考えておけばよかった」と後悔しないようにお気をつけくださいね。