家づくりコラム
- 住宅設備
これからオススメしたいと思っている室内環境設備機器
- 投稿日
- 更新日
条件が揃えばヒートポンプ式床暖房より魅力的な商品があります
昔の住宅は夏の暑さを基準に作られていましたが、今の住宅は冬の寒さ対策を前提の家づくりをされる方が多いです。
石油ファンヒーターは以前として暖房器具として人気がありますが、近年の灯油高は家計を圧迫しているのは正直なところですので、出来るだけエネルギー(電気代等の暖房費)を使わないような家づくりをする事はとても大事な視点となっています。
エネルギーを使わない住宅とはこのような住宅です。
- 隙間がない(気密が高い)
- 断熱性能が高い
- 空間を小さくして空調効率を高める
これらの他に省エネタイプのエアコンやヒートポンプ式床暖房を設置する事によって、快適な生活を手に入れる事も出来ます。
参考までにヒートポンプ式床暖房のご紹介をすると単価の安い深夜電力を使って不凍液を暖め、日中温めた不凍液を床下に埋め込まれた配管内を循環させるという商品です。
ヒートポンプ式床暖房も良いのですが、敷設する箇所の数は範囲によってはかなり金額も嵩みます。そこで、今日は同じくらいの金額になるのであればこのような商品も魅力的なのでは?と最近思っている商品があるので、ご紹介したいと思います。
どんな商品かというと、家全体の空気を管理してくれる設備です。
- 室内の暖かい空気を外に逃がす事なく、換気をしてくる
- PM2.5等もフィルターで除去してくれる
- 電気代もビックリするほど高くない
間欠暖房(必要な部屋だけを暖かくする方法)と違い、家全体を暖かくしてくれるのと、床下に暖かい空気を送るような施工方法をすれば、床暖房程ではありませんが、ほんのり床も暖かくなります。
ただし、面積が大きな住宅だと設置台数が増えるので高額になる(38坪くらいまでが1台で賄える目安です。)という事もありますので、面積制限をクリアする事がヒートポンプ式床暖房と同等の金額でこの設備を導入できる条件となります。
先日LIXILさんとお話していたところ、やはりヒートポンプ式床暖房に比べると普及率はかなり低めとの事でした。(それくらい認知度が低いという事です。)
- 床面積が38坪以下
- ヒートポンプ式床暖房を採用予定
この2つに該当する方は良かったらこの機器の採用をご検討されてみては如何でしょうか。