家づくりコラム
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七尾・中能登の家づくりに役立つサンルームの作り方
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サンルームの大きな窓はどの方位に向けて設置すべきなのでしょうか?
朝晩大分涼しくなってきましたね。ご存知の方がほとんどかと思いますが、七尾市や中能登町は秋から冬にかけて、日照時間が少なく、降水量が多い地域となっています。
当然の事ですが、夏場と違って、強烈な日差しが差し込む訳でもないので、これからの時期は洗濯物が乾きにくくなってきます。
さらに共働きのご夫婦が多く、日中不在にする事が多いことから洗濯物を外に干したまま外出したり仕事に行く生活は考えにくいと思います。
この問題を解消するには日当たりや風通しが良くて、洗濯物がよく乾くような【サンルームをつくる】をつくるという方法があります。
サンルームは間取りの一部として作る方法と建物の付属建築物として設置する方法があります。どちらが正解とかはありませんが、個人的には建物の一部として作る方法をオススメしています。
理由としては外部に設置するとこれらの不具合が考えられるからです。
- 住宅屋根からの落雪でサンルーム屋根が破損する
- 日当たりが良すぎてお洋服が傷む事もある
- 施工上の関係で雨の侵入等が起きる可能性がある
もちろんメリットもありますし、そこはご夫婦でしっかり検討されれば良いと思います。
さて、このサンルームですが、どんな配置や方位につくるのが効果的なのでしょうか。今日は私達がオススメしている間取りに取り込んだ場合のつくるべき方位についてご紹介します。
家事動線を意識しましょう
家事の時間を短縮するのは豊かな生活を送る上で大事な視点です。その為、家事をする上での動線を考えて、キッチン(台所)や洗面脱衣室(洗濯機のおいてある部屋)の近くに設けて、お互いのスペースを行き来できるようにすると生活しやすくなります。
西日を上手に利用しましょう
動線の他に気にして欲しいのが日射の問題です。当然ですが、強い日差し(特に西日)が差し込む場所にサンルームをつくると洗濯物は良く乾くからですす。西面には日射を取り入れられる大きな窓だけでなく、換気に有効な窓や換気扇、除湿器用のコンセントを設置するとより使いやすいサンルームになります。
西日の理由はもう一つあります。洗濯物が乾きにくい冬場は太陽光高度が低くなって、西日が当たる時間が長くなる事です。自然の力を上手に利用すれば無駄な省エネ(光熱費削減)にもつながるし、利用しない手はありませんよね。
配置に関して注意して欲しい事
しかし、配置に関して注意して欲しい事もあります。それは単に平面図上(紙の上だけ)で西日が差し込む位置にサンルームを設置して安心してはいけない事です。
どういう事かというと、西側に隣接する住宅が建っていて日照や通風を遮っている可能性があるからです。
その場合はもう一工夫をして日照や通風を確保する必要があるし、建築予定地の周囲の環境をしっかり把握して、間取りの検討を行ってくださればと思います。
最後に
洗濯物が生乾きになって、独特な臭いが発生すると嫌なものですよね。上手にサンルームを作って、快適な暮らしを手に入れて下さいね。