家づくりコラム

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間取りの段階から家具の配置をしっかり検討しましょう

明星光紀

テレビを部屋の隅に置くという選択は徐々に減ってきています

弊社社長が生まれ育った実家は、リビングらしいリビングがなく、10帖のダイニングキッチンに壁付けキッチン、その横に冷蔵庫、部屋の真ん中に座卓、部屋の隅にテレビ配置されている部屋で家族5人で暮らしていました。

社長曰く「子供の頃、部屋の隅にテレビ置くと後ろに埃が溜まったり、配線だらけになるのが気になっていた。」との事。なぜなら、テレビの裏は引き戸になってて、戸を開けると裏が見れるようになっていたらしいからです。

以前はこのように部屋の隅にテレビを配置する事も多かったのですが、最近ではこのような置き方は少なくなりました。

これらの理由が上げらる事も原因だと考えます。では、最近はどのようなテレビの置き方が流行っているのでしょうか?

最近ではこのように配置するスタイルがほとんどです。

壁を背中にしてテレビを設置したS様邸(引用元:シティハウス産業HP施工事例

しかし、このスタイル(置き方)を優先させるがために沢山の日射を見込める東や南の壁を潰すのはもったいないですし、そうすべきではないと私達は思っています。何故なら、暮らしを快適にする要素として日射と採風(さいふう)は大切だからです。

東や南に窓をつける等の理由で隅にテレビを置かざるを得ない場合、コーナー設置用テレビボードも販売されているので、これらを採用するのも選択肢の一つと有効だと思います。

木の風合いが素敵なコーナーTVボード(引用元:Becomショッピングサイト

スペースの関係上、テレビの大きさが制限されてしまうケースもありますが、後ろに誇りも溜まりにくいと思います。また、先にも書きましたが、コーナーの場合は特に家具の配置に工夫が必要かもしれません。間取り打ち合わせの段階から、家具を配置した場合の空き寸法等をしっかり確認しておく事をおすすめします。(もちろんコンセントやスイッチ等の場所も検討が必要です。)

これからマイホームを建築する方は、しかり家具配置や窓位置、コンセント等の場所も含めてテレビの設置場所をご検討下さいね。