家づくりコラム
- 家づくり全般
2階リビングのメリット・デメリットについて
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2階をメインに生活する場とする選択
- 朝陽が差し込む明るい場所での朝食
- 休日の昼間、家族でテレビをみながらゆっくり過ごす
- 日中は照明の灯りに頼らない生活
これらを実現する為にはLDKは明るい空間にする必要があります。明るくする方法のポイントはやはり下記のような項目(窓の大きさや配置)が関係してきます。
- 吹き抜けにして高窓や天窓をつける
- 東面・南面に大きな窓をつける
しかし、違う視点でものをみた場合、通常1階に配置するLDKを2階に配置するという選択もアリだと思います。敷地に余裕がる場合はLDKを2階に持っていく必要性はありませんが、住宅密集地(お隣の建物に手が届きそうな場所)の場合はこの方法が有効です。そこで今日は2階リビングのメリットとデメリットについてご紹介します。
メリット
- 道路や隣地からの視線を気にせずに生活来る
- 開放感な空間になる
- 天窓をつけると朝から朝陽がさんさんと降り注ぐ部屋になる
- 1階にガレージ等を作れる(コスト面・配置面で効率的に建物を建てれる)
私達も住宅密集地では何回か2階リビングを提案した事がありますが、なかなか採用してもらには至っていません。
- そもそも七尾は敷地に余裕がある場合が多い
- 2階のLDKは都合悪そうという印象が強い
この2つが大きな理由です。参考までに住宅密集地で2階LDKを採用したくないけど、明るい空間にしたいという方は
- 中庭(光庭)をつくる
- 吹き抜けにして天窓を設置する
という方法が効果的です。では、続いてデメリットもみていきます。
デメリット
- 玄関(1階)からLDKまでの距離が長い(階段を上るのが面倒)
- 歳をとってからが不便
- 来客時(宅急便等)玄関まで行くのが面倒
- 荷物(買い物袋等)の持ち運びが大変
- 子供部屋が1階になる場合、学校から帰ってきたらそのまま自分の部屋に篭ってしまいそう(コミュニケーションの欠如)
といった事があげられます。確かに荷物の持ち運びは面倒ですが、慣れれば苦ではなくなるかもしれませんし、子供室はLDKから行き来出来るような位置(2階)に配置すると余計に子供の様子を確認しながら生活出来るので便利かもしれません。
物事は利益相反する事が多々あります。自分達にとって何を優先するのか?敷地に限りがある場合や1階では日射の確保が難しい場合は2階のLDKをいう選択肢を検討されてみてはいかがでしょうか?