家づくりコラム
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アルミサッシ(窓)の枠にこだわってみませんか?
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窓はペアガラスにすれば良いという訳ではありません
断熱の重要性については何度もご紹介しているので、既にご理解頂いている方も多いと思います。このコラムをお読み下さっている方は外気に面する天井(屋根)・壁・床に意識を向けていただいたり、一番熱損失が大きい窓に配慮する事も分かっていらっしゃると思います。
さて、突然ですがここで質問です。
アルミ樹脂複合サッシにペアガラスを採用すれば省エネ住宅になると思いますか?
答えはイエスでもあり、ノーでもあります。国が定める省エネ基準に適合させる事が出来るという点ではイエスですし、もっと断熱にこだわれる要素が沢山あるのが窓ですので、そういう点ではノーという事になります。
窓についておさらいしてみます。窓は枠とガラスが組み合わさって出来ており、それぞれ沢山の種類があります。
枠
- アルミ樹脂複合サッシ
- 樹脂サッシ
- 木製サッシ
ガラス
- ペアラガス(普通・LOW-E(遮熱・断熱))
- トリプルガラス(普通・LOW-E(遮熱・断熱))
これらが組み合わさって一つの製品になるので、種類が多くなって、どれを選べば良いのか分からないし、そもそもこんなに沢山の種類がある事を知らずに住宅メーカーから提案された窓を採用する事が多いはずです。
私達も含めて、住宅メーカーの多くはアルミ樹脂サッシをご提案します。最たる理由は費用対効果が優れているからです。(一定の断熱性能を保有しており、採用しやすい価格帯という意味です。)しかし、実はこのアルミ樹脂サッシの中にも見た目は一緒ですが、枠の断熱性能が違う商品がいくつかあります。例えばLIXILさんの製品でいうと
- サーモスL(普及品)
- サーモスX(高級グレード品)
となります。三協立山さんの製品では以下の通りです。
- マディオJ・M(普及品)
- アルジオ(高級グレード品)
私達がどちらかをご提案しているかというと普及品の方が多いです。やはりどうしてもコストパフォーマンスを優先してしまうからです。冒頭にも書きましたが、窓は熱損失が大きい箇所であり、ここにこだわる事によって、より豊かな生活を送れます。(どちらかと言えばガラスよりも枠の方が熱を伝えやすい(熱損失が大きい)ので、ガラスのみならず枠にこだわる事も大事です。)今後の私達の課題の一つでもありますが、ご予算が許す場合は、是非高級グレードの御採用を検討されてみてはいかがでしょうか?私達も極力最初に高級グレード品をご提案するように心がけたいと思います。
参考までにですが、断熱性能的は【アルミ樹脂複合サッシ<樹脂サッシ・木製サッシ】という位置付けになっています。しかしながら樹脂サッシや木製サッシは重たい場合ちデザイン的に限られている事が多いように見受けます。自分達は何を優先するのか、そんな事も考えながら家づくりをするのも注文住宅ならではの楽しみの一つ。
一生に一回の家づくりを後悔のないように楽しんで行ってくださいね。