家づくりコラム
- 外装・外壁
この春に汚れた外壁を綺麗にしませんか?
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お客様からの質問で多いのが外壁のお掃除方法です
弊社はお引渡し後に定期点検を実施しています。定期点検にお伺いした際にいただくご質問で【外壁のお掃除方法】をよく頂きます。新築時は綺麗だった外壁に緑色のコケが発生してしまう事があるからです。
この症状は北側外壁面によく見られますが、北側に限らず
- 日光や風が当たらないところ
- 窯業系サイディングやモルタルを採用しているところ
はコケが生えてしまう確率が高まります。(逆にいうと金属系の外壁(金属サイディング・ガルバリウム鋼板)は生えにくいように感じます。)
そこで今日は外壁のお掃除方法についてご紹介します。
日当たりや風当たりが悪い北側の外壁に良く生えがちなコケ
手っ取り早くお掃除するにはホースを接続出来るようなデッキブラシを購入し、強めに外壁を擦って落とす方法です。
しかし、実はこの方法はおすすめできません。なぜなら最近多く採用されている窯業系サイディングの表面には何層もの塗装がされていて(下のイラスト参照)、強く擦ると塗膜が剥がれてしまう可能性があるからです。一生懸命擦った結果、塗膜が全ておちてしまい逆にお掃除後に汚れの付着が酷くなったり、外壁の基材が傷んでしまうなんて事もあるかもしれません。
ではどうすればいいのでしょうか?
弊社が積極的にお客様へご提案している【旭トステム外装】さんに聞いてみました。旭トステム外装さんの見解は以下の通り。
各外壁メーカーさんで組織している 日本窯業外装材協会 で推奨しているのは2通り
1.食器用洗剤等の中性洗剤を柔らかいスポンジに含ませてそーっと(汚れを)拭き取る
2.ワンステップクリーナーを吹き付ける
1.については説明不要だと思いますが、2.のワンステップクリーナーとはこのような洗剤でアマゾン等のネット通販で簡単に購入出来ます。
液体を外壁に吹き付けつると一定期間経過後に汚れが落ちてくるという製品です。デッキブラシ等の作業でも同じ事ですが、2階の手の届かないところは作業の際には注意が必要です。
各外壁メーカーにセルフクリーン機能(雨等で汚れが勝手に落ちるという類の機能を持つ外壁)がついている外壁はあるものの、防カビ性は持っていないそうなので、このようなコケ対策をしたいのでフッソ系の薬品が配合されている外壁がオススメとも教えて頂きました。
参考までに「市販のカビキラーは使っても良いのか?」を質問したところ、「基本的に塗膜を傷める恐れがあるので不可」との事でした。
もし、この春に汚れた外壁を綺麗にしたいと思っている方がいたら、良かったら参考にして下さいね。