家づくりコラム

窓の形状と大きさを選ぶ3つのポイント

明星光紀
更新日

窓はただ設置するば良いというものではありません

窓の位置と大きさ、形状は間取りを考える際に必ずついてまわります。

しかしながら家づくりをした方に聞いてみると家中(いえじゅう)の窓全ての大きさや形状にこだわった方はほとんどいないのではないかと思います。

では皆さんどうやって窓の形状等を決めているのでしょうか?

ほとんどの方が住宅メーカー(設計士)から提案された窓をベースに

といった要望を叶えられるかと照らし合わせて決めているはずです。主にこだわるのはLDKだと思いますが、それ以外にもこだわった方が良いポイントがあるので今日はその事についてご紹介します。

リビング・ダイニング

キッチン

お風呂・洗面脱衣室

サンルーム

寝室

子供室

トイレ

このようにこだわるポイントは沢山あります。上にあげた中で特に私達が気を付けてほしいと思う事は3つあります。

  1. ダブルルーバー窓(ジャロジー)はあまり採用しない方が良い
  2. 家具の配置をしっかり考えて窓の位置や大きさを考える
  3. 湿気対策(採風・換気)が出来ている窓がついているか

ダブルルーバーはLow-Eガラスの設定がなかったり、他の窓に比べると隙間も多く、省エネ性能面だけでなく防犯上でも不利だからです。各部屋においても、窓に家具がかかってしまい、置きたいものを置けなくなってしまうという事態を回避する為にもしっかり事前にどんな家具をどこに置くのかを考える事は必要ですし、湿気対策も言わずもがなですよね。

さらに部屋の大きさ(面積)に対して1/7以上の大きさの窓を設置しなくてはいけないと建築基準法で定めれていますので、いくら「ゆっくり寝たいので寝室の窓は不要」という希望があってもそんな訳にはいきません。その辺も注意が必要です。

このように窓は暮らしにかかわってくる大事なものです。しっかり検討して、納得して窓を選んでみて下さいね。