家づくりコラム
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基礎の換気口という概念はなくなりました
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日々技術は進歩しています
車や携帯電話・OA機器等、日々技術の進化には感嘆するものがあります。もちろん、それらだけではなく私達の建築業界でも日々技術は進歩していますし、とても便利で施工性の良い工法や建材等が開発されています。
そのような製品の中でも今日は基礎工事に関する便利な製品をご紹介します。
今は当たり前のように採用されている土台パッキン。土台パッキンとは下の写真のような製品で基礎の天端と土台間に敷く部材となっています。側面には空気を床下(基礎内)に取り入れる為の穴が沢山あいていて、床下の有効的な換気を計ってくれます。
この製品が普及するまでは基礎にこのような細工をして床下に空気を送っていました。
一定の間隔で設けられているのですが、この形状では換気口周辺は換気できても基礎内部の4隅の換気が計れないという長年の課題がありました。この問題を解決したのが土台パッキンなのです。
床下の換気を怠ると湿気がたまり木材の腐朽や白アリを呼び寄せる可能性があります。したがって床下の換気というのはとても大事なのです。参考までのこの土台パッキンの強度(劣化)に関してご心配される方もいらっしゃいますが、弊社が採用して約20年くらい経過した今でも不具合報告はありませんし、メーカーのHPにもこのようにうたわれています。
キソパッキン自体が40年の実績がある商品ですが、実際の住戸において、40年の間に劣化したなどという事例はありません。
クリープ試験で100年経っても現状の性能と変わらないという結果が出ております。(城東テクノHP)
マイホームを建築する際、まれにご両親から床下の換気口は作らないの?と質問を受ける事もありますが、このような製品を採用する事によってより質の良い住宅を提供できるようになってきていますのでご安心下さいね。