家づくりコラム
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全国で建築されている戸建住宅の8割は木造住宅です
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なぜ木の家が多く建てらるのでしょうか
下の円グラフに示されているように、日本で建築される戸建住宅の8割は木造住宅です。しかも8割のうち7割を占めているのが私達がご提案している木造在来軸組工法です。
突然ですがここで質問です。
家作りに向いている木とはどんなものだだと思いますか?
普通に考えると【硬くて重たくて頑丈な木】だと思うでしょうが、実は実は硬くて重たくて頑丈な木は木造住宅には不向きなんです。なぜなら、木の家の一番良いところである、大工さんの腕を存分に発揮した内部造作(お部屋の中の自分の好きなところに棚板をつけたり、壁を凸凹させたりする工事です)がしにくいからです。
北陸で主に採用されているのは以下の3種類
- オウシュウアカマツ
- スギ
- ヒノキ
こと石川県内においては【加賀のスギ】や【能登のヒバ】が有名です。これからは強度もあって、加工もしやすいというのが人気の理由の一つです。参考までに弊社はオウシュウアカマツ(の集成材)をよく採用しています。理由としては強度もしっかり確保できるし、お値段も採用しやすい樹種・構造だからです。そこで今日は木の家の魅力について少しお話してみようと思います。
木の家は火事にも強いです
薪ストーブ等のイメージで木は燃えやすいというイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。しかし、一定の温度まで上昇してしまうと、一気に挫屈してしまう鉄(鉄骨造)とは違い、木材は徐々に外側から炭化していきますので、急激な温度上昇が生じても一気に倒壊する事もありません。したがって、木の家は火事にも強いと言えます。
木の匂いは気持ちを落ち着かせてくれます
これは言葉の通りです。工事現場へ足を踏み入れると漂う木材の香りは鉄骨の住宅には再現したくても出来ません。新築住宅見学会へ足を運んでもらうとよりお分かりになると思いますので、是非体験してみてくださいね。先日ご紹介した木視率の事も踏まえてLDKの見えるところに木を使うのはとてもおすすめです。
木の家は昔からの伝統の技(知恵)がすごい!
木造住宅は柱や梁・桁等、沢山の部材を組み建てながら作って行きます。部材の接合箇所にが昔からの技(知恵)である仕口という加工がされています。
土台と柱の接合に使われている【ホゾ】という加工
こちらは【鎌】土台同士のジョイントに多く使われます。絶対に引っ張る力だけでは抜けないのがお分かりになると思います
こちらは【胴差】通し柱と桁という横架材のジョイントに多く使われます
これは【蟻】梁と桁の接合部分や土台と大引きの接合部分等に多く使われます。
これらの加工がされた製材を段取り良く組み上げていく建て方作業風景
古来から受け継いできた伝統の技と四季のある日本の気候にマッチした木造住宅だと思いますし、これからも私達は自信を持って木造住宅を提案していきます。
七尾市、中能登町、羽咋市の住宅メーカーの多くがこの木造住宅をご提供していますし、これから家づくりをされる方は是非木造住宅を検討してみて下さいね。