家づくりコラム
- 内装
吹抜けに化粧梁を採用する場合に覚えておいて欲しい事
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着色塗料は木材の凹凸が目立つようになります
室内に木が見える生活は人の心を落ち着かせてくれます。以前、室内にどれくらいの割合で木をみせると良いのか?という木視率という考え方についてご紹介しましたが、最近はヘリンボーンや梁を見せる設え、そして無垢材を天井や腰壁に張る等、上手に木を見せるお部屋が増えてきました。
- 木目を活かした仕上がり、手触り、時間が経つ毎に深まってゆく経年変化の色合いを楽しめる
- 主原料が天然の成分であることによる安全性の高さ
- 人によってはアレルギーを抑えることができる
このような利点がありますので、室内を塗装する際は合成塗料ではなく、自然塗料をおすすめしていますが、木材を塗装する際に一つ覚えておいて欲しい事があります。
題名に書きましたが、着色塗料を施工した場合、木の凹凸(特に集成材の梁)が目立つようになるという事です。先に2枚の施工事例写真をご紹介しました。
1枚目のウォルナット色の塗料は光沢をつけないマット調のものだったのですが、着色後は写真では分からないけど肉眼では木の若干の凹凸が確認出来ます。それに対して、2枚目はクリア塗装でしたので、肉眼でもほとんど凹凸は分かりません。材木を加工している時や運搬時の傷かと思うかもしれませんが、1枚目と2枚目の物件の材木加工会社は一緒ですので、やはり集成材(梁)を作る作業工程上出来る仕方のない凹凸なのだと思います。
メンテナンスの関係上、塗装をしないというのはあまりオススメ出来ませんので、梁(集成材)の凹凸が気になる方はクリア塗装を選択して下さいね。