家づくりコラム

  • 間取り

部屋の大きさだけでなく形状も考慮しましょう

明星光紀
更新日

多角形と長方形の部屋の使い勝手は違います

家づくりは家族みんなで過ごす時間が長いLDKをどのように作るか重視する事が多く、2階は部屋数とそれぞれの部屋の大きさが確保出来ればそこまで詳細にはこだわらないケースが増えてきています。

参考までに以前にコラムで子供室と寝室の大きさについて「こんな考えもありますよ」というものを紹介していますので、もしよければ参考にしてくださればと思います。

4.5帖の子供室の使い方

6帖の寝室の使い方

コラムではこのように書きましたが、石川県の一戸建て住宅の延床面積は全国的にみても大きめですし、正直子供室は6帖程度、寝室は8帖程度を確保する方が多いです。

部屋の大きさを検討する場合、どの位置に窓をつけて、どこに家具を配置するかを確認しましょう。

これらの問題が入居後に発生しない為です。

これと同じように検討したいのが部屋の形状です。部屋の大きさが同じでも多角形と長方形では部屋の使い勝手が変わってくるからです。

この2つの部屋はクロゼーットまで含めると同じ大きさです。極端な例なので、左のような部屋の取り方をする方はほとんどいないと思われますが、どちらが使い勝手が良さそうかはいわずもがなですよね。

このように部屋の形状は家具を配置したりする上でとても大事なのです。

もちろん、理由(明確な用途)があって、多角形にするのであればこの限りではありません。

ロフトとロフト下収納を採用した事によって変形したお部屋になった事例(引用元:楽しみながら子供の成長を見守れる家

寝室や子供室は部屋の大きさだけではなく、是非形状にもこだわってみてくださいね。