家づくりコラム
- 資金計画
住宅ローンの固定金利更新時期を迎えた方へ
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近年多く採用される住宅ローンは短期固定金利です
住宅ローンを選ぶときにこのような事で悩む方が多いと思います。
- どこの銀行で借りるか?
- どの住宅ローン商品を選ぶか?
- 8大疾病特約を付帯するか?
- 何年固定金利を選ぶか?
自分でしっかり調べて金融機関に相談した上で決める事もあれば、住宅メーカー営業担当者やファイナンシャルプランナーさんのアドバイスで決める方もいらっしゃいますが、私達のお客様でここ10年来多くの方が選ばれるのが短期固定金利(以下:短期)という言われる商品です。
短期のメリット・デメリット
短期は2年、3年、5年とある金融機関が多く、中期スパンとしては10年、長期スパンでは20年、35年と言った商品があります。では短期のメリット、デメリットを見ていきましょう。
メリット
短期固定金利は金利設定期間が短く金利が低く設定されているので、毎月の返済金額が抑えらます。金利が安い為、元金の減りも比較的早くなるので、これらの点で大きなメリットがあります。
デメリット
一番初めに借りた時は金利が低いのですが、固定金利が終了して、新しく金利設定をする場合は金利がああがります。したがって、毎月の返済額も高くなるので注意が必要です。
短期の返済を終えた後はどうなるのでしょうか?
短期の中で採用率が高いのが北國銀行さんで2年、北陸銀行さんで3年という商品です。固定期間の返済を終了した際、終えた時点での金利を元に再度何年固定で借りるのかを選択しなければなりません。この先、金利が上がるかもしれないし、何年で借りれば良いのか頭を悩ます事になると思います。そこで、長年この仕事をしている私達がお客様から相談された際にアドバイスする事、自分自身も住宅ローンを組んでいる中で選択し続けている事をご紹介します。
結局また短期で良いと考えます
数年前に金利は本当に底で、現在は少し高くなったものの依然として低金利が続いています。この先、急にインフレが起きて金利が急上昇する事も考えづらい為、結局短期のままで良いと考えます。
もし、不足の事態で金利が急上昇したとしても、金利の上げ幅は天井知らずではなく、一定以上があげてはいけないと決まっていますし、それでも不安な場合は手数料を支払えば金利期間を変更する事も可能です。
最後に
- 金利が安い事
- 金融機関は年収に応じての融資であり、返済能力以上にお金を貸す可能性がある事
これらの理由で自分達が予定していた毎月の返済金額以上にお金を借りれる事もあるかもしれませんが、入居後には固定資産税や子供さんの学費、更にはマイホームの維持費用等々お金は必要になってきます。したがって、借りれる金額を借りるのではなく、返済しつつも家計にある程度余裕のある資金計画をして下さればと思います。