家づくりコラム
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対面キッチンは絶対必要なのか
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常識を疑ってみるのも面白いかもしれません
LDKは家づくりをするにあたって一番重要視されるお部屋です。家族が揃って長い時間を過ごすのですから当然と言えば当然です。その中でも以下に示すキッチンに関する事は豊かな生活をおくる上でもとても大事な位置づけになると考えています。
- キッチンにはどんな機能(食洗機や浄水器)をつけるのか?
- 便利な水廻り動線を実現する為にどこにキッチンを配置するのか?
- キッチンからリビング(テレビ)を見れるようにしたいのか?
- キッチンとダイニングテーブルの位置関係は?
キッチンの配置でダントツに人気のあるスタイルが対面キッチン。対面キッチンは上にあげた項目の大部分を満たしてくれるので人気がある理由は容易に理解出来ます。
天邪鬼な視点ですが、ここで今までの常識を疑ってみようと思います。本当に対面キッチンは必要なのでしょうか?
以下対面キッチンについて見直していきます。
対面キッチンのメリット・デメリット
対面キッチンを採用するメリットは以下の項目があげられます。
- 家族の様子(特に小さなお子様)、テレビをみながら家事を出来る
- ダイニングテーブルからキッチンの手元が見えない
- 吊り戸棚を設置しない事よって、開放感を感じられるキッチンとなる
次にデメリットを見ていきます。デメリットとして考えられるのは
- キッチン部分のみで最低4帖〜5帖のスペースが必要→LDKの面積が大きくなる→コストアップに繋がる
という事です。
メリット・デメリットを差し引くとメリットの方が大きいので採用される方が多いのですが、実は最近このスタイルと同じくらい人気のあるスタイルが登場しました。
横並びスタイルが人気
書いて字の通りでキッチンとダイニングテーブルを横並びで配置するスタイルが最近とても人気です。このスタイルのメリット・デメリットは以下の通り。
- 配膳や食器の後片付けが楽(動線が短い)
- 家の中心にキッチンが配置されるのでLDKが360°見渡せる
- 南面や東面に大きな窓を設置しやすくなる
- 回遊キッチンをつくれる
ではこのスタイルのデメリットは何でしょうか?
- ダイニングからキッチンの手元が見える
- 上の間取りのような配置だとキッチンからテレビが見れない
このスタイルも対面キッチンと一緒でスペースをとりますが、デメリットよりメリットの方が大きいのも一緒です。
結局どちらのスタイルがオススメなのか
ここまで書いておいて結論らしい結論ではなくて申し訳ないのですが、率直にどちらもオススメです。
敷地や方位、間取りによってどちらを選ぶとよいのか?という視点もありますし、どちらのキッチンスタイルも生活しやすいからです。ただ今日お伝えしたかったのは必ずしも対面にこだわらずともこのようなキッチンの配置でも十分豊かな生活をおくれます。という事でした。
良かったらあなたの家づくりの参考にしてくださいね。