家づくりコラム
- 外装・外壁
多種多様なデザインの中から外壁を検討したい方へ
- 投稿日
このページの目次
窯業系サイディングが人気です
シティハウスがお客様にご採用頂ている外壁は2つの素材に絞られています。
- 窯業系サイディング(以下:サイディング)
- ガルバリウム鋼板
この2つの特徴を簡単にご紹介します。
サイディング
主原料をセメントとする厚みのある外壁で、多種多様な柄、デザインから自分好みのものを選べます。広く普及しているので価格も手頃で工期も早く、広く一般的に採用されています。
ガルバリウム鋼板
シンプルな外観と鋼板ならではのシャープなイメージを演出できる素材で大変人気があります。シティハウスでも以前に比べると採用率は高まってきました。
サイディングを採用する場合に注意して欲しい事があります
サイディングは製品の製造&施工ノウハウが成熟しないまま市場に普及した為、以前は多くのお客様から以下2つの不具合報告を頂いていました。
- 表面の塗装面が剥がれてくる
- 板と板のジョイント部分に使用する防水材(コーキング)の劣化(縮んで隙間があいてしまう)
今ではしっかり製品の性能も向上し、施工方法も確立してきたことから現在では安心してご採用頂けます。
そして今ではほぼ採用されなくなりましたが、サイディングの施工方法の中でも採用を見送った方が良い施工方法があるのでご注意下さればと思います。
釘留め施工は見送りましょう
サイディングの施工は以下の2つ。
- 金具留め
- 釘留め
無塗装のサイディングを張って、塗装や吹付けをする場合や現在人気のあるラップサイディングはどうしても釘留めになりますが、デザインが豊富な塗装品を採用する場合は釘留め施工は見送りましょう。
なぜ釘留めを見送った方がよいのかというと板に穴をあけるからです。釘で留めるので容易に想像つきますよね。
外壁は太陽の日差しや雨風があたったりと厳しい環境に耐えています。その結果、釘穴が原因で外壁にヒビが入ったり、欠け落ちてしまう原因になるのです。
釘留めのメリットとしては製品自体が安い事につきます。したがって、コスト削減を目的に釘留めも検討する事もあるかもしれませんが、もし不具合が生じてメンテナンスに余計な費用がかかってしまえば初期費用が抑えられてもトータル費用で高くつく可能性もあるのです。
目先の費用だけなく長い目で家づくりを考えましょう
目先の費用を気にするあまりに初期投資が安い設備機器(主に給湯器)を採用して光熱費が高くなったりしまったり、断熱性能を落として毎月の電気代(エアコン使用料)が高くなってしまうという事もあるかもしれません。
しかし、毎月支払う光熱費も住宅ローンの一部と考えた場合、ご予算が許せば住宅ローンを多く借りて光熱費をおさえるような住宅の方がトータルの支払いは一緒になるし、快適な暮らしを手に入れることが出来ると考えます。
一生に一回の家づくりです。目先の事だけでなく入居してからの事もゆっくり検討して計画して下さいね。