家づくりコラム
- 資金計画
住宅ローンの金利は今が底なのか?
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今が借り時なのでしょうか???
マイホームを建築する際に多くの方が利用する住宅ローン。
いくらの土地を買って、いくらの建物を建築するのか?
当然ですが、土地建物の取得費用によって借り入れ金額が変わってきます。借り入れ金額を決める際に注意して欲しいのが、【銀行が貸してくれる金額ではなく、毎月いくらなら返せるのか?】が借り入れ金額だという事です。
- いくらかりれるのか?
- 毎月いくらなら返せるのか?
これらの事には金利が密接に関係してきます。
そこで今日は金利の動向について個人的な見解を記したいと思います。
金利は毎月の返済額に密接に関係しています。
ご存じの方も多いと思いますが、住宅ローンは主に2種類に分かれます。
- 民間金融機関(銀行、信用金庫等(以下:銀行さん))の商品
- 国が絡んでいる商品(フラット35)
私達のお客様で圧倒的に多いのは銀行さんの商品で、その中でも特に選ばれるのが短期固定金利です。短期固定金利は低金利であるという事が最大のメリットです。
例えば、最近は北陸銀行さんの3年固定金利0.35%が人気なのですが、3000万円を0.35%(3年固定金利、30年返済)で借りると毎月の返済金額(ボーナスなし)は87,800円になります。一方、同行の商品で変動金利0.975%で計算したところ、毎月の返済額は96,200円となり、その差が8,400円にもなるのです。
3年間で8,400円×36か月=302,400円も違うのは大きいですよね。
今の金利が底なのか?
これから先の金利の動向は正直わかりません。しかし、コロナ関係で消費が冷え込んでいる事は間違いないので、この時期に金利が上がるという可能性は極めて低いと考えています。(※個人的な見解です。)
逆に、これ以上金利が下がるのか?というとその可能性も低いと感じます。なぜなら、住宅ローンには生命保険も付帯(保険費用は金利に含まれています。)しており、銀行さんが負担する保険費用は0.2%程度と言われているからです。
銀行さんは0.35%で貸したとしても、0.2%を差し引いた0.15%しか手元に残らないという事を考えると今が金利に底なのではないかと考えます。
当分この状態は続くと思いますので、慌てる事なく後悔のないように家づくりをご検討されてはいかがでしょうか?
最後に
金利が安い今が建て時なのか?というと一概にそうとは言えません。思いつきで行動するのではなく、しっかりご夫婦で検討して、「建てよう」と決めた時が建て時だと考えるからです。一方、すでに住宅ローンを利用していて、金利が高い方にとっては借り換えのちょうど良い時期だと思います。
現在何%の金利で借りていれば借り換えによるメリットが生じるのか?については銀行さんに相談すると教えてくれますので、思い当たる方は借り換えをご検討されてみてはいかがでしょうか?