家づくりコラム
- 家づくり全般
建具や間取りの【なぜ】を考えてみましょう
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なぜそこにドア(建具)をつけるのか。をゆっくり考えてみましょう。
家づくりはまず間取りの検討から始まります。大体の場合は「どのような生活を送りたいのか?」といった事について住宅メーカーの担当者からのヒアリングを受けて、その時に出た要望を満たすような間取りを提案されて、その間取りについて吟味していくという流れになります。
当然ですが、最初に提案された間取りの通り計画を進めていかないといけないという事はありませんので、間取りをみて気になった事はドンドン伝えていくべきだと思います。
しかし、気になった事を言えと言われても、初めての家づくりの場合は提案された間取りについてどのような意見を言ってよいか分からないかもしれません。そのような時は今の生活と下記のような事を照らし合わせて考えると自ずと意見が出てくると思います。
- 今、不都合を感じている事を解消できるのか?(生活動線等)
- 不都合を感じていないけど、こんな生活が出来たら便利かもしれない工夫(収納や水廻り動線等)
また間取りをみて、なぜココはこうなっているのか?という事についてゆっくり考えてみるのも良いと思います。そこで今日は【なぜ】の検討項目についてワンポイントアドバイスをさせて頂きます。
間取りの【なぜ】を考えてみましょう
先にも書いたように提案された間取りがどのような空間になるのかを考えるのはとても大事ですが、実際どのような空間になるのかは正直イメージがつかないと思います。そのような場合は、完成時のイメージを提案してもらえるように住宅メーカーに依頼してみましょう。イメージを見せてもらえばかなり具体的な要望が出てくるはずです。
そのイメージをみた上で下記のような【なぜ】考えてみましょう。
- なぜ生活動線はこうなっているのか?
- なぜ部屋の配置はこうなっているのか?風や光の取り入れ方は問題ないのか?
- なぜここに収納や飾り棚をつくるのか?(作ったとして何を収納(飾る)のか?)
- 家具の配置は問題ないか?
間取りにケチをつけるようでもしかしたら面白くないかもしれませんが、このような事をゆっくり考えると入居後の「しまった」を回避させる事が出来るはずですし、間取りの無駄を省く事が出来るかもしれません。
もし無駄が省ければ、予算を抑える事にも繋がりますし、是非ゆっくり検討してみてください。
ドア(建具)の【なぜ】も考えてみましょう
間取りと一緒でドアや引き戸といった建具の【なぜ】も考えてみましょう。
- なぜここにドアをつけるのか?(動線上、開き勝手は問題ないか?スイッチは問題なくつけれるか?)
- なぜ引き戸なのか?(引き戸は壁量が減るので家具の配置に問題ないか?)
- クローゼットの折れ戸はカーテンレールと干渉していないか?
最後に
今日お伝えした事は少しレベルの高い事かもしれません。しかし、このような考えて納得のいく家づくりをした結果、豊かな生活を送れる家が完成すると考えます。一生に一回の家づくりですから、ゆっくり、そしてしっかり考えて後悔のない家づくりを行ってくださいね。