家づくりコラム
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対面キッチンと和室の常識を違う角度から見てみましょう
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皆やっているからではなく、自分達はどうしたいかを考えてみては如何でしょうか?
色々な住宅メーカーの完成見学会や総合住宅展示場をご覧になられた方はイメージつくかもしれませんが、ほとんどのお家で物を置けるカウンター(腰くらいまでの高さの壁)のある対面キッチンがを採用されています。
このカウンターを造る理由は主に以下の2つです。
- コストの関係でキッチン背面が化粧されていない製品をするから
- つくった料理をダイニングテーブルまで運ぶために仮置きする為
コストの関係では致し方ないところもありますが、物を置けるカウンターは本当に必要なのでしょうか?まずは誰しも何も考えずに採用する【当たり前のこと】について違った角度から見ていきます。
カウンターの上は間違いなく物で溢れます
最初は料理を仮置きする為にと造ったカウンターですが、月日が経過する事によってカウンターの上についつい何かを置いてしまい、気付けば料理も置けないくらい物で溢れてしまうという事は往々にしてあります。
何故なら何かを置くには丁度いい高さだし、丁度いい場所だからです。
- 調味料、食器、食品
- 薬、洗剤、スプレー缶
- 時計。手紙、アクセサリー
「とりあえずちょっと置いておこう」と置いてしまったが最後。以降は定着して何かが置かれ続け、その結果お掃除もしにくくなり、飛び散った水や油によってホコリが固まり、いつも汚れた不衛生な場所になってしまう可能性があります。。。
カウンターを物で溢れさせない対処方法
上記の状態を回避する方法ももちろんあります。それは物を置きたくても置けない細い壁と狭いキッチンカウンターを作るという事です。
そもそも何も置くことが出来なければ、汚れる事はありませんし、拭き掃除も格段にしやすくなるからです。
続いて和室の【当たり前】についてみていきます。
和室の使い道をしっかり考えてますか?
LDKに隣接する和室が欲しいというのは最も多いご要望ですし、私達も標準的にご提案させて頂いています。和室をつくるメリットはいくつもあります。
- 子供が小さいうちは家族で和室で寝れる(1階のみで生活が出来る)
- 赤ちゃんが生まれた時など、夜中のミルク等のお世話面で重宝出来る
- 友人や家族を家に招いた時にリビングの延長スペースとして使える
等々です。
もちろんこれらを否定するつもりは全くありません。以下の意見はあえて別の角度で見た際のものですので悪しからず。
使う期間や機会が限定的ではありませんか?
和室をつくったのはよいけど、使う期間が限定的(子供が小さい時等)だったり、スポットのみの使用(友人や家族が来た際)ではなでしょうか?
もしそうだとすると、せっかくつくったのにほとんど使わない無駄な部屋になるか、キッチンのカウンター同様にただの物置スペースとなってしまうかもしれません。
当然ですが、和室をつくれば、それ相応の建築費用が発生します。子供が小さい時は寝室にポット等を置けるようなスペースを確保しておいたり、家族や友人が泊りに来たときは使っていない子供室を利用したらいかがでしょうか?
来客用のスペースとして重宝するかもしれませんが、そもそも一年に何回くらい来客がありますか?
このような視点で本当に和室が必要なのかを考えてみるのも良いかもしれませんね。
和室をつくる代わりに子供室をつくってみてはいかがでしょうか?
仮に和室の代わりに子供室を1階につくることが出来たとしたらどのような生活を手に入れる事が出来るでしょうか?
親御さんや来客時の宿泊場所として使いやすいだけじゃなく、日常的に子供達も自分の部屋が使いやすくなります。(リビングがランドセルや教科書だらけになりませんもんね。)
また、将来なんらかの理由で2階に上がるのが難しくなった時も、子供室を夫婦の主寝室として使えるようになる等余分なリフォーム工事も不要となります。
なにより子供がすぐに大きくなって巣立っていきますしね。
最後に
もし今日ご紹介したような事に共感し、アナタの家づくりに取り入れたとしたら、出来るだけ出費を抑えながらも、使いやすい家をつくることが出来つかもしれません。
皆が【当たり前】と思っているソレは本当に必要なものなのか?とかその使い勝手は実際どのようなものなのか?等も家づくりの計画時にしっかり考えてみれば良いと思います。
一生に一回の家づくりですから少しでも後悔のないように取り組んで下さいね。