家づくりコラム
- 資金計画
住宅ローンは何歳までの返済で組むべきなのでしょうか?
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出来れば65歳を目標に考えてみるとよいと思います
現在多く利用されているのは北國銀行さんと北陸銀行さんの商品です
住宅ローンには金利変動型と金利固定型の商品がありますが、住宅ローンを使用されるほとんどの方が固定金利を選ばれています。その最たる理由は固定金利の方が金利が低いからです。
固定金利の中でも2年、3年といった短期固定金利が特に人気があります。
- 変動型と違って固定金利期間中であれば金利が変わらない安心感
- 変動金利より金利が安い事
この2点だけをみても誰しもが固定金利を選ぶのは当然ですよね。
私達が主にご提案しているのは北國銀行さんと北陸銀行さんの商品ですが、この2行の商品の違いは簡単にいうと以下のようになっています。
北國銀行
- 金利は若干北陸さんより高いが、取り扱い手数料が安い
- 8大疾病に罹患した場合の保険にいつでも加入出来る(※健康状態と年齢制限で加入できない事もあります)→8大疾病に罹患したからといってすぐに返済が免除になる訳でもなく、疾病が原因で働けなくなる等の要件もありますので、実際に利用できるかといえば出来ない可能性の方が高い
北陸銀行
- 金利は北國さんより安いが、取り扱い手数料が高い
- 8大疾病に罹患した場合の保険が金利上乗せなしで加入できる(※加入なしという選択肢はありません)→ガンと診断されたら残りの返済額が0になる安心度は高い。その他の疾病についてほぼ北國さんと同じですが、補償内容は北國さんより充実している
このような事を踏まえてどちらの銀行を利用されるかしっかり検討すると良いと思います。
返済は65歳までを目安に考えてみるのも良いと思います
住宅ローンを組む年齢にもよりますが、最長期間である40年で住宅ローンを組めるようであれば、繰り上げ返済を視野に入れた65歳での完済を目指してた方が良いと思います。
その理由として65歳以降の夫婦の月の最低生活費は、平均で約225,000円と言われているからです。
この金額は年金だけではまかなえないし、この金額の中には家賃やローン返済、固定資産税といった住居費が一切含まれていません。もちろん2世帯住宅や子供や孫へローンを引き継げるような家づくりをされた場合はこの限りではありませんが、少しでもお金の事で心配しない生活を送る為にも可能な限り65歳までに住宅ローンが完済出来るように住宅ローン借入額や家づくりの予算を考えてみましょう。
最後に
当然ですが、住宅ローンの利用額は家づくりの必要経費と密接な関係があります。仮に思い描く家づくりをするのが難しい場合、不足分だけ自己資金を入れるようにするか、あるいは自己資金が用意できない場合は家づくりの予算を減らしながら家づくりをする事も考えてみましょう。
あなたやあなたの奥さんが死ぬまでずっと働き続けることが100%確定しているのであれば、少々毎月の返済額を多めに設定してもやっていけるかもしれません。
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あまり考えたくないことですが、このような事も含めて家づくりの予算を検討してみるのも良いと思います。
理想の家づくりをする事も大切な事ですが、やはり家は豊かに暮らすためにつくるものですし、心にゆとりを持って暮らし続けることの方が理想です。
そのような事も考えて家づくりにあたってみてくださいね。